カテゴリ: 素材・落雁
古来より人々に寄り添うあかねの実り
北海道産小豆へのこだわり
「わがし京増」では、落雁の中餡にもこだわりを持って選んだ北海道産の小豆を使用しています。
和菓子に欠かせない素材のひとつである小豆は、全国各地で栽培されています。
なかでも国内生産の8割以上を北海道産が占めており、品質・風味ともに高く評価されています。
餡や羊羹といった和菓子の素材としてはもちろん、お赤飯などの晴れの日の料理にも欠かせない存在です。
健康を支える豊富な栄養
小豆の赤い種皮には、ポリフェノールが豊富に含まれており、その量はポリフェノールで知られる赤ワインを上回るほどです。
さらにビタミンやミネラルも多く含まれ、健康を支える食材としても注目されています。
日々の食卓にも取り入れやすく、甘味だけでなく煮物やスープなど幅広い料理に活用できます。
丁寧な選別と品質管理
当店では、選び抜いた小豆を割れや虫食いが残らないよう丁寧に選別し、風味や鮮度を保つために低温で保管しています。
小豆そのものの持ち味を大切にし、和菓子本来の上品な味わいを引き出す工夫を欠かしません。
信仰と風習に息づく力
小豆は古くから、人々の生活と深く結びついてきました。
日本や中国、朝鮮では、その赤い色が太陽や火、血といった「生命」を象徴すると考えられ、魔除けや厄除けの力があると信じられてきました。以来、行事や儀式の供え物としても大切に用いられてきました。
歴史に刻まれた小豆の存在
歴史をさかのぼれば、日本最古の書物『古事記』や『日本書紀』にも、小豆が五穀のひとつとして登場します。
縄文遺跡からもその痕跡が見つかっており、私たちの祖先が早くからこの豆を利用していたことがわかります。
また、中国最古の薬物書『神農本草経』には、小豆の煮汁が解毒剤として使われていたとの記録もあり、日本でも古来より薬として珍重されてきました。
今も息づくあかねの実り
赤く小さなその姿の中に、健康への恵みと古代から続く信仰が息づく小豆。
落雁の中餡としても欠かせない存在であり、人と暮らしに寄り添ってきた特別な素材なのです。