銘に宿る心模様

福結(めでたづつみ)

巾着形の落雁は石竹色に染まり、赤い紐と一部の金色の飾りで上品に仕上げました。

福を結ぶ縁起菓として、新春や慶事の贈りものに最適です。

小さな一粒に、幸せを結ぶ願いを込め、彩り豊かに仕立てました。

黄金結び(こがねむすび)

結びの意匠を黄金色に映した落雁は、瑞々しい光を宿すような佇まい。

人と人、想いと想いを確かに結ぶ象徴として、慶びの席にふさわしい一品です。

末永い繁栄と結縁の願いを、小さな形に託し、静かな華やぎを添えました。

ことほぎ結び

ことほぎ結びは、紅の紐に結ばれた箱に、祝いの意匠を納めた落雁です。

松・雲・扇・翁、それぞれに託された吉祥のかたちが重なり、ひとつの祝景を結びます。

結び目には、人と人との縁が末永く続くようにとの願いを込めました。

贈る心と受け取る心をつなぎ、節目の日に寄り添う意匠として形にしています。

五福和(ごふくなごむ)

古来より尊ばれてきた五つの福──長寿・富貴・康寧・好徳・子孫繁栄──が、和やかに調い合う姿を表した銘菓です。

宝船をかたどり、その上に五つの意匠を配しました。それぞれが持つ吉祥の象徴を、落雁のかたちに映しています。

珊瑚:長寿と魔除けを意味し、紅珊瑚は吉祥の色として祝福の象徴です。

隠れ笠:災厄を避けると伝わる縁起具。七福神ゆかりの道具の一つで、旅の安全や無事を願います。

松:常盤に緑を保ち、永遠の繁栄と長寿の象徴です。

小槌:振れば願いがかなう「打ち出の小槌」。財運招福、商売繁盛のしるしです。

俵:五穀を満たす実りの姿。五穀豊穣、生活の安寧をもたらす富の象徴です。

これら五つの宝を和して調え、新春を寿ぎ、来たる一年の幸を願う心を込めて仕立てました。

やさしい甘みの落雁で、福の味わいをお楽しみください。

福鯛輪(ふくだいりん)

丸く跳ねる鯛の姿をかたどり、福を呼ぶ輪をイメージしました。

愛らしさと縁起の良さを合わせ持つ「福鯛輪」は、お祝いの席にふさわしい、やさしい甘みの落雁です。

天潮舞(てんちょうのまい)

遥かな海原に、静かに舞い降りる天の気配。

満ち引く潮のように、心に寄せては返すやさしさをかたちにしました。

「天潮舞」は、白妙の気配と静けさをたたえ、おだやかな潮騒をそっと映す、気品ある一粒です。

笑鯛双魚(えみだいそうぎょ)

ふくよかな笑みをたたえる鯛が、仲睦まじく並ぶめでたき姿。

古より吉兆の象徴とされる「双魚」をかたどり、よろこびを分かち合う想いを込めました。

晴れの日にふさわしい、雅やかでやさしい風合いの落雁です。

護兜(ごとう)

端午の節に飾られる兜には、災いから身を守るという願いが込められています。

古より受け継がれてきたその祈りをかたちに映し、穏やかな日々が重なることを想い仕立てました。

健やかな成長と無事を願う心を映す、節の趣ある落雁です。

和響(やわらぎ)

太鼓は古来、神事や祭礼において場を整え、音によって清らかな気を招くものとされてきました。

面に宿る三つ巴の文様は守護と循環を象り、めぐる気配を内におさめていきます。

響きがやわらぎへと移ろい、穏やかな安らぎをもたらす情景を映した、節の趣ある落雁です。

茶路々(さじろ)

茶壷に収められた碾茶は、時を重ね、やがて一服の抹茶へと姿を変えます。その歩みには、茶を慈しみ、人をもてなす心が受け継がれてきました。

「茶路々」は、そんな茶の歩みを菓銘に込めた落雁です。茶壷のふくよかな姿を映した意匠に、幾年もの時を蓄え、香りを未来へ伝える願いを重ねました。

一粒の落雁から、静かに続く茶の道へ思いを馳せていただけましたら幸いです。

耀峰結(ようほうのゆい)

夫婦円満や縁結び、そして新たな歩みを照らす希望の象徴。

海にそびえる二つの峰が朝日に耀き、しめ縄で結ばれるように──

その神聖な情景を一粒に託した、静かに心を結び直す落雁です。

寿々翁(すずおきな)

悠久の時を重ねた翁の面を模した、気品ある落雁「寿々翁(すずおきな)」。

深いしわの奥に宿るやさしさと智恵。

その表情には、長寿や平穏を願う心が込められています。

静かに佇む姿は、祝いの席やご進物にもふさわしい一品。

時代を越えて受け継がれる和の趣を、そっと手のひらに。

松の千歳(まつのちとせ)

― 千年の寿ぎ、なお瑞々しく ―

夫婦和合・長寿の象徴として語り継がれる「高砂の松」。

「松の千歳」は、その悠久の姿に願いを重ねた、気品とおめでたさを兼ね備えた落雁です。

千年の時を超えて、変わらぬ緑を湛える松のように──

祝いの席に、心を込めてお届けする寿ぎのかたち。

ご結婚や賀寿のお祝い、晴れの日の贈り物にふさわしい、格調高く、瑞々しい雅の一品です。

梅の万代(うめのばんだい)

― 心に咲く、万代のことほぎ ―

寒さを越えて、いち早く花を咲かせる梅の花。

その凛とした姿に、希望と慶びの想いを託しました。

「万代(ばんだい)」とは、限りない繁栄と末永い幸せの願い。

「梅の万代」は、心に咲くその祝福の象徴を、雅やかにかたどった落雁です。

節目の贈り物や晴れの日に、変わらぬ慶びをそっと添える、華やかで気品ある一品です。