瑞松(ずいしょう)
松の清らかな緑に、瑞々しい吉兆の意味を添えた落雁です。
口に含むと、ほろりとほどける上品な甘さが、心に静かな喜びをもたらします。
大切な方への贈り物や慶事の席にふさわしい、上品で雅やかな和の逸品です。
松の清らかな緑に、瑞々しい吉兆の意味を添えた落雁です。
口に含むと、ほろりとほどける上品な甘さが、心に静かな喜びをもたらします。
大切な方への贈り物や慶事の席にふさわしい、上品で雅やかな和の逸品です。
四季を通じて青々と枝葉をたたえる松は、「不変」「永遠」「変わらぬ心」の象徴とされてきました。
その思いを一粒に込めたのが、この「常盤の雫」です。
やさしく口の中でほどける甘さは、自然の恵みを映す「命のしずく」の趣。
祈りや感謝の心をそっと託す和の落雁として、晴れの日にも静かな席にも寄り添います。
大きく昇りはじめた朝の陽を背に、松がその姿を静かに刻む――。
「陽籠(ようろう)」は、初光(はつひ)のあたたかな気配と、その光をそっと包み込む松の力強さを映した落雁です。
やわらかく満ちゆく朝の明るさのように、上白糖の甘みは穏やかで、さらりとほどける口どけは、一日の始まりに漂う静けさを思わせます。
初陽に照らされても変わらぬ松の姿には、揺るぎない気高さと、心をそっと照らす温もりが宿ります。あけぼのの光を写した一片として、晴れやかな味わいをお楽しみいただけます。
やわらかな月光に包まれるように、静かな松が影を落とす。
「月籠(つきごもり)」は、夜の静けさの中にある美しさを映した落雁です。
大きな月を背景に、凛として佇む松の姿をかたどりました。
上白糖を用いたやさしい甘みと、ほろりとほどける口あたりが、月明かりのように心を和ませます。
しずかな余韻をたのしむひとときに、また贈りものにもふさわしい一菓です。
岩峰の上にそびえる松が、地平から昇りはじめた陽を受けて輪郭を浮かべる――。
初日の出の清らかな光を宿した落雁です。
夜を払うように差しこむその光は、松の端正な姿をあたたかく照らし、上白糖のやさしい甘みと、さらりとほどける口どけに、新しい季の息吹を思わせる清明さを添えます。
はじまりの光を背にしても揺るがぬ松の姿には、気高さと、未来へ歩む力強さがそっと息づきます。
澄み渡る夜空に満ちた月、その光を受けて岩峰に松が影を落とす。
「松陰(しょういん)」は、静かな強さと悠然たる姿を映した落雁です。
上白糖の清らかな甘みと、さらりとほどける口どけが、夜気の静けさを思わせます。
静かな光の中に、変わらぬ気高さを感じるひと品です。
竹葉の影のもと、一本の節がすっと横に息づく――。
落雁「翠の節」は、静かに流れる時の気配と、竹のささやかな力強さを映した意匠です。
葉の重なりが落とすやさしいかげり、節が語る端正な佇まい。
その姿をうつした一片は、淡くひろがる甘みとともに、静かな余白を口中に残します。
竹が刻む節は、とどまることなく続く歩みのしるし。
手に取るひととき、心に凛とした清明さを添えてくれる和みの落雁です。
霞の中に淡く浮かぶ竹の姿を映し出した、幻想的な美しさを閉じ込めた落雁です。
口に含むとほろりとほどけ、竹林に差す朝露の光や静寂の中の雅やかさを感じさせます。
ひとつひとつに季節の移ろいが宿り、目に見えぬ風や光、香りまでがそっと漂うような、心安らぐ上品な一品です。
一本の竹、その凛とした幹に、葉が静かに重なり合うさまを映して――。
落雁「青葉重」は、清らかな気配と穏やかな力強さを一片にとどめた意匠です。
淡くほどける甘みは、葉陰に落ちる光のようにやさしく、しっとりとした口どけは、風に揺れる竹の葉のさざめきを思わせます。
まっすぐに伸びる竹の姿には、健やかさと和やかな調べが宿り、手に取るひとときに、すっと心を整える静けさを添えてくれることでしょう。
― 竹影清雅、筍香瑞祥 ―
(竹の影は清雅をあらわし、筍の香は瑞祥を告ぐ)
竹は千歳の寿を象り、筍は日々の成長を祝す。
御銘「竹影筍香」は、青竹の清影と瑞筍の馨しきをうつしとり、吉祥の趣を託したる落雁にてございます。
雅やかにして潔き甘み、さらりとほどける口どけは、慶びの宴をいっそう引き立てます。
長寿の賀、初春の寿ぎ、また慶事の贈答にもこの上なく相応しき佳菓子にて候。
― 双竹和雅、清風悠久 ―
(二本の竹は和をあらわし、雅やかなる趣は清風とともに悠久を告ぐ)
「竹=繁栄・長寿」「二本の竹=和合・吉祥」という意を込めたる御銘。
二本並び立つ青竹は、和合と繁栄を象り、高雅なる趣を添えます。
寿ぎの贈り物としても相応しく、末永きご繁栄と和やかなるご縁を寿ぐ佳菓子にございます。
しんと積もる雪のあわいより、紅と白の梅がふわりとほころぶひととき──。
白は雪の澄みきった気をうつし、紅は寒の底でひらめく命のあかりを宿して。 静けき景のなかに、かすかな温もりを忍ばせた落雁です。
紅、薄紅、白──三つの花が寄り添い、穏やかに重なり合う姿を映した落雁です。
色ごとにわずかな濃淡を与えることで、咲き進む梅の息づかいと、花が折り重なる奥行きをやわらかに描きました。
華やかさのうちに静けさと品を宿す、たおやかな意匠です。
咲きかけの梅が胸に秘める、ほのかな色づき──紅・薄紅の花と白い蕾を映した落雁です。
花開く直前の静けさと、内に息づく気配を、やわらかな色の重なりに託しました。
控えめな色調の奥に、季節が動き出す一瞬の余情が、ひときわ静かに漂います。
相生和華は、縁結びや夫婦円満を象徴する「相生」の名に、和やかに咲く花の趣を重ねて仕立てた落雁です。
二色の梅が調和し、一つの景色を成す意匠には、変わらぬ想いと静かな祝意をそっと込めました。
口にふくめば、やさしい甘みがほどけ、春を待つ梅の気配がふわりと広がります。
婚礼の引菓子や結婚記念日、ご夫婦への感謝と祝福を伝える一品として、心を寄せる落雁です。
まだ空気に冷たさの残るころ、春は声ではなく、ほのかに詩となって訪れます。
紅・淡紅・白、三つの花は、寒さの奥でひそやかに芽吹く季の気配。ひとつひとつは小さくとも、並べば「春はもうすぐ」と静かに語りかけます。
口どけとともに広がる甘みは、雪解けの土に染みる陽だまりのよう。
急がず、誇らず、ただ確かに──梅の詩は、春の兆しを静かに知らせる落雁です。
──紅匂ひて 帆にのる香の 梅ひそと
六色のふね 春へ詠ふらむ──
紅の色香がほのかに立つなか、帆にのぼる香気には梅がひそやかに身を潜めるように息づくかのよう。 六色の舟は、春を詠み込みながら静かに進んでゆきます。
その六彩の熨斗を敷いた意匠の上に、梅の香を宿す幟を掲げて静かに航く──。 「香幟航詠」は、春の兆しと寿ぎの心を重ねて仕立てた落雁です。
ふわりと立つ梅の香りは新しい季の訪れを告げ、掲げた幟は祝意と門出を寿ぐ気配を象徴します。 淡雅な甘みののちには澄んだ余情がやわらかに残り、一幅の絵を眺めるかのような静かな詩情をお楽しみいただけます。
晴れの日の贈り物にもふさわしい一菓です。
白き台座に、気高い輝きを宿す小判の意匠。
「宝寿印」は、宝を象る小判に「寿」の文字を端正に映し、松竹梅の吉祥を添えることで、長寿と繁栄の願いを手のひらに伝えます。
手にした瞬間に格別の気品と重みを感じさせる、晴れの日にふさわしい縁起落雁です。
ご進物やお祝いの席はもちろん、節目を彩る贈り物としても、上質な華やぎを添える一品となっています。
巾着形の落雁は石竹色に染まり、赤い紐と一部の金色の飾りで上品に仕上げました。
福を結ぶ縁起菓として、新春や慶事の贈りものに最適です。
小さな一粒に、幸せを結ぶ願いを込め、彩り豊かに仕立てました。
古来より尊ばれてきた五つの福──長寿・富貴・康寧・好徳・子孫繁栄──が、和やかに調い合う姿を表した銘菓です。
宝船をかたどり、その上に五つの意匠を配しました。それぞれが持つ吉祥の象徴を、落雁のかたちに映しています。
珊瑚:長寿と魔除けを意味し、紅珊瑚は吉祥の色として祝福の象徴です。
隠れ笠:災厄を避けると伝わる縁起具。七福神ゆかりの道具の一つで、旅の安全や無事を願います。
松:常盤に緑を保ち、永遠の繁栄と長寿の象徴です。
小槌:振れば願いがかなう「打ち出の小槌」。財運招福、商売繁盛のしるしです。
俵:五穀を満たす実りの姿。五穀豊穣、生活の安寧をもたらす富の象徴です。
これら五つの宝を和して調え、新春を寿ぎ、来たる一年の幸を願う心を込めて仕立てました。
やさしい甘みの落雁で、福の味わいをお楽しみください。
夫婦円満や縁結び、そして新たな歩みを照らす希望の象徴。
海にそびえる二つの峰が朝日に耀き、しめ縄で結ばれるように──
その神聖な情景を一粒に託した、静かに心を結び直す落雁です。
千年の寿を生きるとされる瑞鶴の姿に寄せて。
幾重もの祥を携え、空高く翔けるその姿に、新たな年の始まりと、ひらかれてゆく幸を託しました。
晴れやかな時が、のびやかに続くことを願い、かたちにした落雁です。
久遠の時を生きる霊亀の姿に寄せて。
万の齢を経てもなお歩みを止めぬ、その静かな背に、新たな年の寿ぎと、尽きることのない願いを重ねました。
長く、穏やかな時が続くことを祈り、かたちにした落雁です。