カテゴリ: 落雁・和菓子
花とともに添える、感謝の心姿
想いを結ぶ、五月のひと日
新緑がまぶしさを増す頃、五月の第二日曜日、母の日が巡ってきます。今年は五月十日。暦に記される一日でありながら、その意味は日々の積み重ねの中に宿ります。
ふだんは言葉にする機会の少ない「ありがとう」。胸の奥に留めてきたその想いに、かたちを与えるひと日。暮らしの中に積み重ねてきた感謝を、あらためて結び直す節目でもあります。
花に映す、感謝のゆくえ
母へ想いを寄せる日として広まり、季節とともに受け継がれてきた母の日。そのはじまりには、一人の娘が母を偲び、好んでいた白いカーネーションを手向けた出来事があります。
やがてその花は、母への想いを託す象徴となりました。幾重にも重なる花びらと、やわらかな姿は、包み込むような愛情を映すものとして受け止められてきました。
赤は健やかに過ごす母への感謝、白は記憶の中にある母への想い。それぞれの色に込められた意味とともに、一輪の花は言葉に尽くせぬ気持ちを伝えます。
かたちに託す、日々の感謝
何気なく過ぎていく日々の中で、支えられてきたことにふと目が留まります。積み重ねてきた時間の中にある想いは、この日をきっかけに、あらためて手に取るかたちとなります。
言葉だけでは届ききらない心も、目に映るものに映すことで、印象深く残ります。花を贈るように、和菓子にもまた、想いを包み込む役割があります。
季節を映す落雁に花の姿を重ねるとき、やわらかな甘みとともに、感謝の気持ちが広がっていきます。
めぐり来る日、花に宿る想い
やわらかな薔薇一輪を、金彩の扇に映した落雁「香華扇」。
母の日に寄せる花として知られるカーネーションと同じく、薔薇もまた、深い愛情や敬意を象徴する花のひとつです。
かたちや名にとらわれることなく、想いを映す花として、薔薇の姿に心を寄せました。
扇は、末広がりに福をひらく吉祥。花は、言葉にできぬこころを包みこむかたち。
大切な方へ、言の葉に尽くせぬ想いを添えて。日頃の感謝を伝えるひとときに、母の日の贈りものとしてお選びいただけましたら幸いです。
母の日の贈りものにもふさわしい落雁は、当店の落雁一覧ページでもご紹介しております。